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日本農芸化学会 2004年度大会

【日時】

2004年3月28日(日)

 

【演題】

黒酵母の菌体外β-グルカンの経口投与による抗腫瘍効果

 

【演者】

○山崎 香織1,2、渡部 嘉哉3、永田 信治2、池上 裕倫1,2、藤井 昇4、加藤 伸一郎5、味園 春雄2,5 (1 (株) ソフィ、2高知大農・生資、3高知大医・動物実、4聖心ウルスラ学短大、5高知大遺伝子実)

 

【目的】

黒酵母(Aureobasidium pullulans)はある種の培養条件下で菌体外に水溶性β-1,3-1,6-グルカンを産生する。黒酵母β-グルカンは増粘性や保水性が優れると共に、キノコ等のβ-グルカンよりも分離や加工が容易で、その生理活性を研究する上でも有利な機能性素材である。本研究では、サルコーマ180を移植したマウスに黒酵母β-グルカンを経口投与し、その抗腫瘍活性とその作用メカニズムを検討した。

 

【方法と結果】

ICRマウスの飲水中に黒酵母β-グルカンを添加し、腫瘍移植前後2週間の経口投与を行った。対照群と比較して黒酵母β-グルカン投与群では有意な腫瘍の縮小が認められた。次にβ-グルカン投与マウス血清中のサイトカイン濃度を測定したところ、IFN-γが高濃度検出され、生体内はTh-1優位であることが示唆された。また、病巣部にはマクロファージ(Mφ)が多数浸潤していた。IFN-γはMφを活性化するので、抗腫瘍効果にはMφの関与が予想された。そこで、β-グルカン投与がMφに及ぼす効果をさらに検討した。

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