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日本農芸化学会 2006年度大会

【日時】

2006年3月25日(土)

 

【演題】

ソフィβ-グルカン経口投与によるTLR4を介した抗腫瘍効果

 

【演者】

○山崎 香織1,2、山下 志津香1、渡部 嘉哉1 、高本 美佐1、浦川 真由美1、古谷 正人3、加 藤 伸一郎4、池上 裕倫1,2、永田 信治2 (1ソフィ、2高知大農生資、3高知大動物実、4高知大 遺伝子実)

 

【目的】

ソフィβ-グルカンは黒酵母が菌体外に生産する水溶性β-1,3-1,6-グルカンを主成分としている。すでにSarcoma180(S-180)担癌マウスを用いた系でソフィβ-グルカンの経口投与により抗腫瘍効果が認められることを報告した。本研究ではβ-グルカンの生体内での受容機構を検討するため、自然免疫の活性化に関わるTLRのうち、特にTLR4について解析した。

 

【方法・結果】

C3H/HeNマウスとTLR4に点変異をおこしているためリガンド結合性がないC3H/HeJマウスにソフィβ-グルカンを経口投与し、4週間後に末梢血中のIFN-γおよびIL-4濃度を測定した。その結果、IL-4は両マウスとも検出限界以下であったが、IFN-γ産生はC3H/HeNマウスのみで顕著に認められた。更に、S-180細胞培養液中にソフィβ-グルカンを直接添加しても細胞障害効果は認められなかった。以上の結果から、ソフィβ-グルカンの経口投与による抗腫瘍効果は、宿主免疫系の活性化に起因するものと考えられ、その活性誘導には少なくともTLR4が関与することが示唆された。

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