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日本農芸化学会 2010年度大会

【日時】

2010年3月27日(土)

 

【演題】

黒酵母における機能性β-グルカン生産と細胞形態に及ぼす窒素源の効果

 

【演者】

宮脇 香織1,2、寺尾 啓吾2、松尾 知佳 2、山本 純史 2、高橋 佐知1,2、池上 裕倫1,2、 村松 久司 2、永田 信治 2

( 1ソフィ、 2高知大農・応用微生物)

 

【目的】

Aureobasidium pullulans (黒酵母)は、主にプルランを生産し、特殊な条件化でβ-グルカンを生産する微生物である。我々はβ-グルカンのみを生産するA. pullulans TRO126株を新たに分離した。本菌株は硫酸アンモニウムを含む培地ではβ-グルカンの生産効率が悪く、培養中に 細胞が密集してペレットを形成し浮遊する。本研究では、β-グルカン生産に適した窒素源を検討し、窒素源の違いが細胞形態とβ-グルカン生産に及ぼす効果を調べた。

 

【方法・結果】

窒素源はアンモニア態窒素および硝酸態窒素を用い、炭素源はスクロースの合成培地で3日間培養した。アンモニア態窒素では、酵母形、菌糸形両形態で細胞が密集し、培養液にはペレットが浮遊していた。一方、硝酸態窒素では細胞が密集することはなく、培養液は非常に滑らかであった。多糖分析の結果、両窒素源においてもプルランは生産されておらず、硝酸態窒素で培養した場合、アンモニア態窒素に比べてβ-グルカン収量が増加した。

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