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第39回 日本免疫学会総会・学術集会

【日時】

2009年12月2日(水)

 

【演題】

ソフィβ-グルカン経口摂取が腹腔内誘導マクロファージに及ぼす効果の検討/Effect of Sophy beta-glucan oral intake in mice interperitoneal macrophages activation.

 

【演者】

谷脇 千穂 1,2,矢野 弘子 1,2,渡部 嘉哉 1,2,溝渕 俊二 1

1高知大学医学部臨床看護学講座, 2 (株)ソフィ研究開発部)

 

【目的】

ソフィβ-グルカンは、黒酵母Aureobasidium pullulans由来のβ-1,3-1,6-グルカンを主成分とする物質である。我々はこれまでに、マウスへの経口摂取で腹腔内誘導マクロファージが活性 化され、その細胞傷害活性とNO産生能が高まることを報告してきた。今回は、腹腔内マクロファージの細胞傷害活性におけるエフェクター分子を同定する目的で、以下の研究を行った。

 

【方法】

通常水を自由給水させるマウスを対照群 (C群) とし、グルカン群 (G群) のマウスには 5 %グルカン溶液を自由給水にて投与した。2週間グルカンを投与した後、2 ml/匹のチオグリコレート培地を腹腔内に注射し、その60時間後に腹水中のマクロファージを採取した。これを機能細胞 (Effector Cell) とし、Yac-1を標的細胞 (Target Cell) として、51Cr放出試験でO/Nの細胞傷害 活性を測定した。反応系にNO阻害剤であるL-N – (1- 5 iminoethyl)-ornithine (L-NIO) を添加し、 細胞傷害活性とNO産生との関係を検討した。

 

【結果および考察】

細胞傷害活性は、C群8.64%、G群13.84%であり、統計的な有意差は認められなかったが (p=0.201) 、4回の独立した系で、同様の傾向が認められた。また、L-NIOを添加 すると、C群では細胞傷害活性が有意に低下した (p=0.008)が、G群では差がなかった。この結 果は、NO産生量に対して添加したL-NIOの量が少なかったためか、もしくはその他のフリーラジカルが細胞傷害活性に関与している可能性を示唆している。現在、E/T rationを変え、添加する L-NIO量を検討するとともに、NADPH oxidaseに由来する各種活性酸素分子種の阻害剤、あるいはスカベンジャー(SOD、デフェラール、カタラーゼ、NaN3)を反応系に添加し、その効果を検討中で、本結果も併せて報告を行う。

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