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第55回 日本栄養改善学会学術総会

【日時】

2008年9月5日(金)

 

【演題】

食事療法としてのソフィβ-グルカンを用いた便秘改善に関する研究

 

【演者】

野村 晴香1) ,吾妻 健1)

1) 高知大学医学部看護学科

 

【目的・方法・結果】

本研究の目的は、便秘傾向の強い高齢者を対象に、食事療法としてソフィβ-グルカンを導入し、 便秘の改善を評価することである。対象者は、ソフィβ-グルカン原液の摂取について、高齢者77 人、また、ソフィβ-グルカンゼリーの摂取について、高齢者11名であった。データ収集方法は、ア ンケート調査を用いて、便秘の状況について、食事療法導入前と食事療法導入後を比較した。 次に、ソフィβ-グルカン原液の味や飲み込みやすさの改善点はオレンジ味のゼリーとして、便秘 緩和の効果について同様に検討した。ソフィβ-グルカン原液は15gを毎食後1包摂取した。ソフィ β-グルカンゼリーは毎食後2個 (ソフィβ-グルカン原液3.2g/個) 摂取した。分析方法は日本語 版便秘評価尺度 (CAS) を用いた。CASとは、便秘に伴う不快症状を測定する尺度で8項目を0~ 2点で採点する3 段階評価である。便秘傾向の基準は、CASの合計点数が5点以上とされている。 この結果、CAS値は食事療法としてのソフィβ-グルカン原液の摂取によって、導入前に比べ導入 後の平均点が顕著に減少し、便秘の改善が見られた。CAS値の項目の中でも、腹満感、残便感、 肛門痛、排便困難感の改善が顕著に見られた。また、β-グルカンゼリーの摂取も同様に、ほとん どのケースのCAS合計点数が減少し、便秘緩和を示したことを裏づけられた。今回の研究の結 果、ソフィβ-グルカン原液およびソフィβ-グルカンゼリーによる食事療法は、排便を容易にし、 排便に伴う苦痛も軽減することが明確になった。

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