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第61回 日本寄生虫学会西日本支部大会 第60回 日本衛生動物学会西日本支部大会 合同大会

【日時】

2005年11月4日(金)

 

【演題】

ソフィβ-グルカンのリーシュマニア症に対する治療効果の検討

 

【演者】

高本美佐1,2 、山下志津香1,2 、Susiji Wickramashinghe1, , 、都留英美3 、永田信治4 、 吾妻 健2、古谷正人3、渡部嘉哉1,2

1(株)ソフィ研究開発室、2高知大・医・環境保健、3動物実験施設、4農・応用微生物学)

 

【目的・方法・結果】

ソフィβ-グルカンはAureobasidium pullulans AFO-202 株が菌体外で生成する水溶性β -1,3/1,6-グルカンを主成分としている。一般的に、β-1,3/1,6-グルカンにはIFN-γ産生 誘導能が報告されており、Th1優位で治癒することが知られている Leishmania 感染に対する本物質の効果を検討した。

本物質を経口投与したマウスの血中で IFN-γの産生が確認された。さらに経口投与した BALB/c マウスに原虫を感染させた結果、感染部位の腫脹発育が有意に抑制された。本物質の原虫への直接的影響を試験管内で検討した結果、増殖、細胞形態に全く影響を与えなかった。以上の結果から、本治療効果は原虫への直接毒性ではなく、本物質によって誘導される宿主免疫系に由来すると推察された。

 本物質を含む培養産物は『アウレオバシジウム培養液』として食品添加物の認可を受けており経口摂取での安全性が確立されている。今後、本物質の特性や機能性を利用して、本原虫感染症をはじめ寄生虫疾患の予防薬としての可能性を追究したい。

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