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第64回 日本消化器外科学会総会

【日時】

2009年7月16日(木)

 

【演題】

腹腔内誘導マクロファージの細胞障害活性に及ぼす経口投与ソフィβ-グルカンの効果

 

【演者】

溝渕 俊二1) , 谷脇 千穂1,2) , 渡部 嘉哉1,2) , 笹栗 志朗3)

(高知大学臨床看護学 1), (株) ソフィ ・ 研究開発部 2), 高知大学第2外科3) )

 

【はじめに】

黒酵母由来のβ-1,3-1,6-グルカンを経口投与するとマウス,ヒトでNK活性が有意に 上昇し,マウスで抗腫瘍効果が認められた.ソフィβ-グルカンの経口投与と抗癌剤との併用療法 が腹膜播種治療として有効か検討するために,腹腔内マクロファージの細胞障害活性に及ぼす影 響を検討した.

 

【方法】

マウスに5%グルカンを自由給水にて投与するグルカン群(G群)と水のコント ロール群(C群)の2群で比較した.グルカン投与2週間後に2ml/匹のチオグリコレート培地を腹腔 内に投与し,60時間後に腹水を採取した.腹水からマクロファージを採取し,細胞障害活性をNK 細胞活性の51Cr放出試験に準じて計測した.

 

【結果】

計測開始6時間後の腹腔内マクロファージ 細胞活性障害は,G群3.85%,C群3.47%と両群間に差はなかった.一方24時間後は,G群10.73%, C群4.41%とG群が有意に高値を示した(p=0.0257).

 

【結語】

グルカン経口投与により,腹腔内誘導 マクロファージが機能性細胞として働くことが示唆された.従って抗癌剤とソフィβ-グルカン経口投 与の併用療法は,胃癌腹膜播種治療としての効果が期待できる.

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